何度か取り上げましたが、家庭用のルータを狙うMiraiというマルウェアがあります。このマルウェアは、購入したままの初期状態でインターネットに接続されている家庭用のルータやIoT用のルータなどを踏み台にして悪さをするマルウェアです。
国が対応に力を入れており、たびたび実態調査を行っています。2021年5月に情報通信研究機構(NICT)が発表したところによると、国内にはMiraiに完成したネットワーク機器が1000台放置されており、その半数がロジテックのルータ、LAN-W300シリーズとのことです。ロジテックはMiraiに対応したファームウェアを配布していますが、まだ感染していないがファームウェアを適用してないので感染するおそれのあるLAN-W300シリーズは1500台稼働しているとのことです。
LAN-W300シリーズを使用されている方はMiraiに対応したファームウェアになっているか確認して、まだであれば速やかにファームウェアのアップデートをお勧めします。
https://blog.nicter.jp/2021/05/jp_mirai_and_infected_logitec_routers/