中小企業の経営者や中小企業の経営者を支援するような仕事をしている人しか知らないと思いますが、ミラサポPlusというサイトがあります。これは経済産業省中小企業庁が運営するサイトで、中小企業を支援する目的で作られています。
最近なにで注目されているかというと、「事業再構築補助金」という経済産業省がコロナ禍の影響を受けた中小企業を支援するための補助金を申請するためには、ミラサポPlusの会員になって、サイト上に自社の財務情報を入力しなければならないというルールが設けられたからです。
この作業がメンドクサイ上に、なんに意味があるのかわからず、怨嗟の声があがっていました。単にミラサポPlusの会員を増やしたいだけ、無駄なサイトじゃないのだよと言いたいだけという意見も散見されました。補助金の締め切り間際には、アクセスが集中によりバグが発生し、補助金の申請ができかったという人もいたようです。
なお、事業再構築補助金の2次募集からは、補助金採択されたらその後数年間はミラサポPlusに財務情報を入力するという約束をすれば加点されるというルールも追加されました。経済産業省としては中小企業にどうしても使ってほしいようですね。
前置きが長くなってしまいましたが、このミラサポPlusで情報漏洩事故が発生しました。
このミラサポPlusにログインしてから、ミラサポPlusに掲載されている記事を表示すると、下のほうに「この記事に関するご意見・ご感想」という欄が表示され、テキストボックスにご意見・ご感想を書くことができます。ここに書いた内容と書いた方の氏名が2020年8月3日から2021年4月6日までの長きにわたって第3者に読める状態になっていたとのことです。
えらく長い期間放置されていたのは利用者が少ないからでしょうか。
こんなサイトに会社の財務情報を入力してくれというのは恐ろしい要求ですが、補助金をもらうためには仕方ないですね。
https://mirasapo-plus.go.jp/infomation/15018/