経済産業省とIPAは、令和元年に続いて令和2年にも「中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」を実施します。どのような制度化というと、セキュリティの専門家である情報処理安全確保支援士が企業を4回訪問し、セキュリティリスクの診断、情報セキュリティマネジメントに必要な基本方針・規程の策定支援などを行うことで企業の情報セキュリティ対策水準の向上を図るというものです。この4回の訪問についての企業の負担は0円です。
今年は新型コロナウイルスの影響でテレワークが急速に進められたものの、それに対応した情報セキュリティ対策が行われていない企業が多くあります。
次回触れますが、テレワークを推進した目に情報漏洩が発生してしまった事例も発生しています。今年の「中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」では、その点にも留意した指導が行われることになっています。テレワークを導入したもののセキュリティが気になる企業や普段から情報セキュリティが気になっている企業は申し込んで損はないのではないでしょうか。
昨年この制度を利用した企業は従業員規模が50名以下の企業が多かったようです。うちはそんなに大きな会社じゃないので関係ないと思わずにご利用をお勧めします。
https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/sme/management/index.html