規模の大小はあるとしても、どなたのビジネスにも新型コロナウイルスの影響が出ていると思います。とにかく早く終息してくれるのを願うばかりです。そんな中、新型コロナウイルスに便乗して感染を広げようとしているウイルスがあります。それはEmotetと呼ばれるマルウェアです。
Emotetについてはこちらを参照してください。
2020年1月30日にIPAが発表した「新型コロナウイルスを題材とした攻撃メールの例」という文書によると、保健所からを装ったメールにWordファイルが添付されており、そのWordファイルにEmotetをダウンロードしてしまうマクロが仕込まれているとのことです。
実物を見てもよっと見ただけでは日本語が不自然ではなく、現在の状況からついつい開いてみてしまう人が比較的多そうです。本当に悪いこと考えますよね。
こうしたメール攻撃からのEmotetの感染を防ぐためには、通常のマルウェア対策を徹底して行う必要があります。特に、心当たりのないメールは読まない、添付ファイルを絶対に実行しないということが重要です。冷静に考えてみれば、突然保健所から個々人にメールが飛んでくるなんてことはありません。
Emotetをダウンロードさせるためのマクロを仕込んだWordファイルを添付したメールは、世相を反映しながら巧妙な文面で送られてきます。とにかく絶対に大丈夫と確信できるメールの添付ファイル以外は全部スルーすることが大事です。コロナウイルス以外の文面についてもリンク先で解説されていますのでご一読ください。
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html