2018年7月18日IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、偽のセキュリティ警告によって有償の「ソフトウェア購入」や「サポート契約」をさせられてしまうという被害が発生していると発表しました。
10年ほど前から「このPCはウィルスに感染しています」などという偽の警告画面をWebブラウザに表示させ、最終的に有償ソフトウェアの購入させる、という詐欺の手口はありましたが、最近では、有償ソフトウェアを購入させた上に、遠隔操作による有償サポート契約の誘導も行われているようです。
こうした偽の警告画面は、マルバダイジングと呼ばれる広告が表示される仕組みを悪用することで表示されます。普通の広告と同じように勝手に表示されるものですから、誰でも普通に遭遇することがあり得ます。事前にどのような広告が表示されるか判別することは困難ですので、この偽警告画面を避けて通るのは非常に難しいです。
偽セキュリティ警告が出てしまったときの対処は簡単です。警告画面が出ているWebブラウザのタブを閉じるだけです。偽の警告画面が表示されてもこちらから何もしなければ何も被害には会いません。Webブラウザ操作を受付けない場合は、強制終了させればOKです。
Webブラウザを強制終了させる方法は、下記リンク先を参照してください。
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20180718.html