NTTがPSTN(固定電話網)をIP網に切り替えるスケジュールを発表しました。2024年1月に開始して2025年1月に完了するそうです。
https://www.ntt-west.co.jp/news/1704/pdf/170406a.pdf
切り替えが終わるとどうなるかというとアナログの電話回線やISDN回線もすべてひかり電話のようにIPネットワークで通信するようになります。ただし、普通の電話に関しては信号をIPパケットに変換するゲートウェイをIP網の入り口に設けるのでそのまま使えます。利用者に影響はありません。通話料金は全国一律3分8.5円とかなりお安くなります。
問題となるのが企業のネットワークのバックアップ回線として使われていることが多いISDNの方で、一応同じように使える補完サービスが一時的に提供されますが(その補完サービスが今までのISDNとまったく同じように使えるかどうかは利用者の環境次第の部分もあるので検証が必要。こちらを参照)、2027年ごろに廃止されるようです。
まだだいぶ先の話ですので、ネットワーク機器の更改のタイミングでISDNを使わない構成に変更していくのが良いのではないでしょうか。