皆さんの職場ではいずれかのISOを取得されていますか?色々な種類がありますよね。ISO 9001やISO 14001が多いですかね。認証されるのも維持するのも結構面倒ですよね。
ISOってそもそもなんなんでしょうか。
ISOとは”国際標準化機構”の略称です。
ISOはその名の通り国際的な組織で、様々な物の規格を定めていて、例えばクレジットカードのサイズもISOで標準化されているので世界中で同じになっています。そう考えると国際的な規格を決めているISOは、とても重要な組織ですね。
国として規格(日本のJIS規格など)を制定するときに、ISOなどで同内容の規格が定められている場合には、これと整合させなければならないとWTO(世界貿易機関)/TBT協定で定められています。
総会が年1回、理事会が年2回開催され、日本は常任理事として参加しています。
新しい規格の制定は多くのプロセスと長い期間を経て行われます。
一般的な仕事をしていくうえでよく関係することになるのは、組織のマネジメントに関する規格です。
品質マネジメントの規格ISO 9001、環境マネジメントの規格ISO 14001、情報セキュリティマネジメントの規格ISO 27001、個人情報保護の規格ISO 15001などが代表例です。これらの規格は、日本に取り入れられるときにJISが規格化するので、JIS Q 9001などのような名称でも呼ばれます。要求されているのは同じ内容です。
勘違いしがちなのでしっかり認識しておかなければいけないのが、ISOの認定というのは製品やサービスの品質を評価して認定するのではなく、製品やサービスを生みだす体制やプロセスの質が規格で求められている以上になっているかを認定するものだということです。
体制やプロセスがしっかりしていれば、その成果として生み出される製品やサービスの質は高い状態を維持していけるはずだ、ということですね。
https://www.jqa.jp/service_list/management/management_system/