世間ではあまり取り上げられていないような気がしますが、前回取り上げた(前回分はこちら)Apache Struts2の脆弱性について、平成29年6月6日に、国土交通省も大きな被害を受けたことを発表しました。
攻撃されたのは、不動産取引価格アンケートを行っているサイトで、所有権移転登記情報が最大19万4834件流出したとのことです。
これは別に公開されている情報なので大きな問題ではないともいえますが、氏名・法人名、契約日、取引価格、登記上の地番などアンケートで回答した情報も4355件流出した可能性があるそうです。
善意でアンケートに回答してその回答内容を晒されてしまうというのはかなりひどい話です。お役所なのでお詫びするだけで済むかも知れませんが、一般企業だったら信用失墜で大ダメージを被るところですね。
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo05_hh_000129.html