ATMの手のひら認証

銀行や信用金庫のATMに手のひら認証(静脈認証と呼ぶ場合も)システムがついているのが当たり前になってきました。バイオメトリックス認証の一番普及している形ではないでしょうか。

 

バイトメトリクス認証とは、人間の体の特徴や行動の特徴によって人物を特定する認証方法のことです。パスワード認証のように容易になりすましができないのが最大の特徴です。

体の特徴としては、指紋、虹彩(眼球)、声紋、静脈などが利用されます。行動としてはキーストローク(キーボードを打つときの癖)、歩行などが利用されます。

 

他のバイオメトリックス認証と比べた場合、手のひら認証には以下のようなメリットがあります。 

<指紋認証と比較したメリット>

・指の型を取って偽造するようなことができない。

・不特定多数の人と同じものに指を押し付けなくて済む。

 

<顔認証・声紋認証と比較したメリット>

・対象物の変化が少ないので、安定して高い認証率を実現できる。

 

こうした事情で手のひら認証が普及しているようです。

 

コラム一覧へ