佐賀県の県立学校システムへの不正アクセスと情報漏洩について

佐賀県は、平成23年ごろから県立学校の現場へのITの導入(佐賀県ではICTという言い方をしてますが)を盛んに進めています。県立高校の生徒全員にタブレット持たせて授業に活用するとか、比較的先進的なことをやっています。うまく使いこなせているかとか成果が出ているかとかいうのは今のところ・・・なようですが、やってみなければ慣れていきませんからね。

http://www.pref.saga.lg.jp/kyouiku/kiji00332619/3_32619_16_siryou.pdf

 

この佐賀県の県立学校のシステムで情報漏洩が発生したという発表が平成28年6月27日に佐賀県からありました。まあ、佐賀県の取り組みは全国的に目立っているので悪い人の標的にされたのかと思いきや、捕まったのは17歳の少年だそうです。SEI-Netというポータルサイト的なサイトを含め、色々と不正アクセスをしていたようです。

特に重要なものとしては、4つの高校の生徒9600人分の成績や生徒指導情報を含む情報が持ち出されていたようです。捕まった後にどういった供述しているのか知りませんが、同年代の生徒の成績とかが知りたくて不正アクセスしてみたということなんでしょうか。被害にあった生徒はお気の毒ですが、一人の人に自分の成績や指導歴がばれたって人生に何の影響もないので忘れてしまってほしいです。佐賀県としては力を入れている分野で不祥事が発生して悔しいと思いますが、後退してもしかたないのでますます先進的な取り組みを進め、セキュリティでも他県のお手本になるように頑張ってもらいたいです。

 

コラム一覧へ